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Lecce | (Puglia) |  |
長靴の踵(かかと)サレント半島のほぼ中央に位置する、サレント地方の首都。
「レッチェ」と言うと誰もが「バロッコ(バロック)の街」と言います。バロックはルネッサンスの後、17世紀の始まりとともにローマで生まれた美術様式。だからローマに行けばたくさんのバロック建築、バロック絵画を見ることが出来ます。レッチェの街はバロック様式が盛んだった17、18世紀に最盛期を迎えたために、数多くのバロック様式の建築物が建てられたようです。ただ数が多いだけではなく、ここのバロック建築物には他では見られない凝った装飾が施されて、その美しさは一度見たら忘れられない強烈な印象として目に焼き付けられます。その美しさがここを万人に「バロッコの街」と言わさしめているのだと思います。
ルネッサンスがその後期に理想を追求しすぎたため生じた現実離れした整然、静寂に対する反動を原動力にバロック様式は生まれました。ここのサン・マッテオ教会の波打ち張り出したファサードは、バロックの特徴を良く表しています。そして、現在「バロック」という言葉がもつもう一つの意味である「過剰な装飾」の意味するところは、サンタ・クローチェ聖堂の前に立てば誰もが瞬時に理解できます。そして、イタリアで一番美しいバロックの広場、つまり世界で一番美しいバロックの広場がドゥオーモ広場です(写真)。バロックのたくさん詰まった旧市街地は端から端まで1km以下。丸1日歩くと、もう知らない通りは無いように感じます。
レッチェのあるプーリア州の有名な伝統料理がオレキエッテ・アッレ・チーメ・ディ・ラーパ。オレキエッテは「小っちゃい耳」という意味をもつパスタ。パスタ生地を棒状にしてから小さく切って潰して10円玉くらいの大きさにして、最後に親指で押して「小っちゃい耳」を形作ります。機械を使わないで、まさに手作りで作れるパスタです。チーメ・ディ・ラーパはブロッコリーのような花芽を持つ野菜。ブロッコリーの親戚だと思われます。ブロッコリーで作れば、オレキエッテ・アッレ・チーメ・ディ・ブロッコロになります。パスタを茹でて柔らかくしたチーメ・ディ・ラーパと混ぜて、アッチューゲ(アンチョビ)で塩味を効かせたパスタ料理で、シンプルで安いけれどとてもおいしい料理です。
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