
Loreto | (Marche) |  |
州都アンコーナから南に30キロ弱。聖母マリアの生家(サンタ・カーザ)を保存するために建てられた教会を中心に発展した街。教会は標高127メートルの丘の上に建てられています。街の人口は現在12000人。
パレスチナのナザレにあった聖母マリアの生家は、洞窟に作られた部屋と、石を積み上げて作られた3枚の壁で囲われた部屋との2つの部屋から構成されていたそうです。そのうちの石造りの3枚の壁を13世紀に十字軍が船に乗せてロレートまで運んできたそうです。それ以来ここには世界中の巡礼者が訪れるようになりました。石に刻まれた巡礼者の名前から、コローンボ(コロンブス)、ガリレーオ・ガリレーイ、カサノーヴァそしてモーツァルトもここを訪れたことが分かっています。サンタ・カーザの外側は16世紀のすばらしい彫刻の施された大理石で囲われていますが、中に入ると黒っぽいレンガのように切られた石を積み上げたオリジナルの壁に触れることができます。聖母マリアが受胎告知を受けたのはナザレにあった生家だったそうなので、ここはまさに精霊が天から降りてきて人の子に宿った場所なのだそうです。この部屋の中に入ると信者でなくとも少し善人に生まれ変われたような気になりました。
そのような重要な聖地なので、数多くのすばらしい芸術作品も奉納されています。教会の中あるいはアポストーリコ宮殿内の美術館で見ることが出来ます。
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