
Viterbo | (Lazio) |  |
ローマの北80キロ。人口6万人のトゥーシャ地方の中心都市です。街の歴史はエトルリア時代までさかのぼります。そして中世の13世紀には教皇庁がおかれた由緒ある街です。
教皇庁がローマに戻って以降もファルネーゼ公爵家の手によって街は発展し続けましたが、17世紀に公爵家がトゥーシャを手放して以降まったく忘れ去られたおかげで、往時そのままの街並みが今も残っています。唯一変わったのは、ムッソリーニが街の中心を流れる川を埋めて作ったというマルコーニ通りだけだそうです。
一番の見所はなんといっても教皇の宮殿と大聖堂のあるサン・ロレーンツォ広場。ここからサン・ピエートロ門までのサン・ペッレグリーノ地区は中世の街並みを最もよく残しています。かつて教皇庁が置かれた街だけあって高い城壁に囲まれた旧市街は広く、プレビシート広場やロッカ広場など見所は他にもたくさんあります。
昼間は大勢の人で賑わう旧市街も夕方の交通渋滞を過ぎると驚くほどひっそりした中世の街に戻ります。というのもさすがに中世の街は住み辛いらしく、ほとんどの人は城壁の外に引っ越してしまって、いまや旧市街に住んでいるのはたったの7千人だそうです。
守護聖人のサンタ・ローザの日の前日(9月3日)の夜に行われる祭りの山車は、毎年新しいものに作り変えられるのですが、祭りの始まった1690年以降毎年のように高くなって、今ではなんと高さ30メートル、重さも5トンにもなってしまっているそうです。
写真はサン・ペッレグリーノ地区の一角。
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