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8.車の運転の巻き

guida 今回はイタリアでの車の運転について。
大都市観光だけであれば、飛行機か電車による移動が便利ですが、小さな町に行こうとしたり、1日に何回か移動をしようと思うと自動車がとても便利です。レンタカーを借りるのもイタリア観光の選択肢の一つだと思います。
イタリア人の運転マナーは他のヨーロッパの国に比べて悪いなどと悪口を言われたりしていますが、実際のところ、ここトリエステでは日本よりはずっと良いと感じられます。日本では信号のない横断歩道など車が来ていないことを確かめないと渡れませんが(何のための横断歩道?)、イタリアでは歩行者が渡り出せば車は止まります。「危ないだろー!」などと運転手に怒鳴られることは絶対にありません。ただし、渡り始めずに車が止まるのを待っていたのではいつまでたっても渡れないので、お隣のスイスなどよりはマナーが悪いのは確かですが・・。
南イタリアの一部の町では運転中、信号が赤だからといって、横断する車も人もいないのに止まったりすると、後ろからクラクションを鳴らされます。それは「彼らは信号を見ずに、人や車の動きだけを見ている」だからだそうです。これは、「人や車の動きを見ずに信号だけを見ている」日本人と対極です。実際には普通のイタリア人は信号も標識も人や車の動きも全て見て運転しています。そうせざるを得ないようなシステムになっています。これは実はかなり集中力のいることで、初めのうちは結構疲れるかもしれません。
全般的な交通法規に対する考え方は比較的日本人に似ています。例えば「スピードオーバーも法定速度+20キロくらいまでは許される。」「”止まれ”の標識があっても、交差する車が来ていなければ、止まらない。」「駐停車禁止場所でも長時間でなければ駐車してかまわない。」等々。つまり法規を尊重はすれど、それに完全に縛られる気はないという態度です。なので、日本にいるときと同じような感覚で運転していれば、概してうまく流れに乗ることが出来ます。
ただし、右側通行以外にも、少しずつ日本のルールとは違うルールがあります。交通法規そのものが違ったり、システムが違ったり、あるいは慣習の違いもあります。運転をする前にそれをあらかじめ知っておくべきでしょう。
dare precedenza divieto di transito fermarsi
写真1写真2写真3
日本の交通標識はほぼ国際標識に準じているそうですが、実際には違いもあります。日本では見ない標識で特に重要なのは「道を譲れ」(写真1)と「通行禁止」(写真2)でしょう。日本の「一時停止」に相当するのは「STOP」(写真3)です。
「道を譲れ」は、日本の「徐行」に似ている標識ですが、意味するところは「この交差点では、あなたに優先権はありませんよ。」というもので、交差点で頻繁にお目にかかります。交差点の見通しの良さに応じて減速しますが、優先権のある相手の通行の邪魔をすることがなければ、徐行するかしないか、止まるか止まらないかは運転者の判断に任されています。ちなみにイタリア人は滅多に止まりませんが、「STOP」では止まらなくてはいけません。「道を譲れ」は信号機と併設されていることもあります。これは夜間信号機が黄色点滅している時のみ有効です。日本では片方が黄色点滅で、もう片方が赤点滅ですが、こちらでは両方黄色点滅なので、この標識が必要になるわけです。
写真2のこの赤い丸は「通行禁止」です。「禁止」を意味する赤丸の中身は真っ白ですが、これは何か特別なことが禁止されているわけではなく、全てが禁止されているということになり、つまり「この道路は自転車にいたるまで全ての車両の通行が禁止されている」というものです。多くは、但し書きが付いています。適用時間が書いてあったり、あるいはバスやタクシーは除く(OK)、居住者、許可された者は除く(OK)等です。他の車が入っていくからといって、つられて入っていかないように気を付けましょう。
それ以外に注意すべきところを「市街地」、「郊外」、「高速道路」と分けて見ていきましょう。

市街地編

郊外編

高速編



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